FX会社とはFXトレード専用口座を運営している会社です。FXでは外貨為替トレード専門の口座を利用して、マーケットにアクセスします。
多くの会社が無料で作ることが出来る、インターネットから簡単に口座開設が出来ると、初心者がスタートしやすい環境が整ってきています。
FXはバーチャル市場で行われるトレード
株式取引を行う場所が東京証券取引所などとあるように、FXも通貨ペアを持っている人がトレードを行う場所があります。
ただしひとつ違うのが、FXの場合はバーチャル市場であるということです。
実際に住所などがあるわけではありませんが、このバーチャル市場はニュージーランドをスタート地点として世界中のバーチャル市場を24時間かけて巡回しています。
この仕組みが、初心者が副業にしやすいといわれる理由でもある24時間トレードを可能にしているのです。
このバーチャル市場へのアクセスを仲介してくれる会社が、FX会社です。株式取引を行うために口座を作る銀行や、証券会社などの役割をFX会社は担っているのです。
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会社によって、扱う通貨ペアやサービス内容も違うので、自分の扱いたいペアなどを把握してから会社選びを始めましょう。
FX会社に違いがほとんどなくなった?!
FXは証拠金を預けてトレードを行いますが、現在、一目見て特徴が全く違う!というような分かりやすい違いはなくなってきています。
かつてはレバレッジなどの設定値を以前は会社が自由に設定できたので、証拠金以上のお金を動かせるレバレッジでも数百倍などの設定でトレードをしたいなど、個人投資家にもFX会社にも、個性がありました。
しかし、ハイレバレッジのトレードには個人投資家が背負うリスクが大きすぎること、ギャンブル性が高いなどの理由から、レバレッジが規制されたことでFX会社は大きく変わったといえます。
2005年に金融商品の販売に関する法律にFX会社も登録、電話販売なども禁止されたことにより、会社の安全性が確保される一方で会社ごとに全く違う得意分野を持つというものは少なくなっています。
一方、売買でかかる取引手数料の無料化などサービスの変化が進んだことから余計なお金をかけない投資という形でFXは改めて認知されています。
2010年には証拠金の保全なども信託保全が義務付けられたことにより、悪徳会社などもほとんど淘汰され安全なトレードを初心者でも気軽に出来る時代になったのです。
投資を開始するには嬉しいことも多いのですが、一見した大きな違いがなくなったため、FX業者選びの面では差が分かりにくいというデメリットを産んでいます。
セミナーやトレードツールにリスクヘッジ注目
初心者がFXで利益を出すには、先ほども紹介したテクニカル分析をメインに利用します。
そのためトレードを行う際には、分析などを行ってくれるツールや、証拠金の保全をどこまで行ってくれるかなども参考にしましょう。
FXはほとんどの会社でトレードに対する売買手数料はかかりませんが、通貨の売値と買値に差額があり、この差額はスプレッドという会社の利益となります。このスプレッド幅に注目してもいいでしょう。
専門家による講習会(セミナー)など、トレードの利益をより、確実に出来るアイテムという視点でFX会社を比較してみましょう。
また初心者にはサポートも大切ですから、トレード中に起きたトラブルや疑問をすぐに解決してくれるサポートセンターの評判なども大切です。
FX会社の中にはトレードの最低単位を低く設定して、少ない証拠金で少ない単位の外貨為替を動かすことも出来る会社も出ていますから、証拠金とトレード可能な最小単位なども視野に入れておきましょう。
インターネットの口コミサイトやランキングサイトを参考にするほか、自分のトレードスタイルを確立してから会社を選ぶため、最初は無料のバーチャルトレードでFX体験を出来るサイトに登録し、実際に使いやすい会社を選ぶ、という手段で探す方法もおススメです。
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