決済までの流れ

まずFXで言う決済というのは、売買を行っている通貨ペアのトレードを終了させることです。
投資の大きな特徴として、売買をセットとしているFXでは、売った通貨なら買って終わる、買った通貨では売りを確定したら決済となります。
この差額がプラスなら利益、マイナスなら損失ということですね。
これ以上のプラスにはならない、あるいはこれ以上のマイナスはトレードでは危険という判断を下したときに行うものを決済といいます。
証拠金が増える、削れるというのも、決済がなければありません。


決済までの期間でトレードスタイルを作る

FXにはトレードスタイルというものがあります。これは注文から決済までの期間を考えて分類されるものです。
FXではあえてレバレッジを高く設定して数秒単位で売買を行い、数分でトレードを決済させる最短トレードのスキャルピング、レバレッジは非常に低いか0の設定で一年など長い期間をかけて通貨ペアをロールオーバーさせてスワップ金利の差益を狙うポジショントレードなど、決済までの期間で生まれるリスクや通貨ペアを選ぶコツなども大きく変化します
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日本の副業で多いのはデイトレーダーというもので、一日の終わりに決済を行うものです。徐々に短期化している傾向にあるため、デイトレードでも一日をかけるというのではなく、寝る前や朝起きた数時間だけマーケットにアクセス、パソコンから離れるときには決済を行うという人も増えています


スマホやパソコンで決済がどこからでも出来る魅力

スマートフォンやタブレット端末などの普及で、マーケットにアクセスできるタイミングや環境は数年前と大きく異なっています。
リアルタイムでトレードを行い、すぐに注文、決済を反映させることも可能となっているため、今は朝、注文をする、通勤中に決済をするなど時間を以前よりかけることが出来るようになっているという面もあります。
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ただしリアルタイムでネットワークにアクセスするFXでは端末の電池消耗なども思っている以上に激しいこと、ネットワークが不安定な場所でのトレードは大きな値の動きに即時対応は難しいというリスクを背負っていることも忘れないようにしてください。
どこからでもチャートにアクセスできるというのは、もちろん副業として利益を出す上では欠かせないメリットになる反面、常にチャートにアクセスできる状態というのは、それなりのリスクを伴うということです。
ボタンひとつですぐに決済が出来る、誰でもチャレンジできる気軽な投資だからこそ、決済を行うまでのトレードスタイルやリスクヘッジは、後から大きく影響を与えます。
自分がトレードを行う期間、マイナスが出たときの損切りを行う金額などをあらかじめきちんと決めることで、スタイルを確立することは安全なトレードと利益を出しやすい決済につながると覚えておきましょう。


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