注文方法

FXはあらゆる金融機関が口座開設を可能としていますし、現在は維持費もかからない口座が多いので、複数口座を使い分けるということもポイントになっています。
しかし、どの会社を使っていても、意外と注文方法そのものに大差があるということもありません。
一定レベルでは、同じような操作で売買が可能だからこそ、FX口座の複数所有という裏技があるのかもしれませんね


通貨ペアを決めたらワンクリックでスタート

FXの注文は各会社でまず、自分がトレードを行う通貨ペアを決めるところから始めます。
口座ではBUYとASKという表示が常にあります。
このときに注意したいのは、BUYというのは会社が買う、ということ、ASKというのは会社が売る、ということを前提に表記されていることです。
つまり、私たちFXトレーダーの目線であれば、BUYが売る価格、ASKは買う価格となります
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またFXトレードは必ず、売買で1セットとなります。
売った通貨を買う、買った通貨を売る、ここまでが1つです。
ポジションというのは、そのときの価格という感覚でいいでしょう。
買いポジションは買ったときの値段、売りポジションは売ったときの値段です。
ポジションの代わりに建玉という言い方もしますが、同じ意味です。
(関連記事:注文を出してみよう


注文種類は3つ、成行、指値、逆指値

注文方法を分類すると、3つの注文になります。
大まかなわけ方ですが、この3つを基本にして他の細かい注文が可能となっているので、覚えておきましょう。
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まずは成行注文です。
もっとも原始的な注文方法といえるかと思います。
特にレートの指定を行わずに注文をする方法です。その場で売買を行って成行を見守る、というトレードでもあるので、成行注文といわれます。
その場で判断して売買しますから、時間もかかりませんし、自分が確実に売買をしたいという為替がある場合には、そのタイミングを逃さない方法となります。
ただし、トレードをする金額の指定も行わずにスタートさせるトレードですから、取引終了まで、取引で動くお金の見通しが立たないというのは大きなリスクとなります。

逆に売買する金額を最初に指定してからトレードを行う方法が、指値注文です。
これは自分の持つ通貨ペアの希望売買金額を指定、その金額になって初めてトレードが開始されます。
その場でスタートをしないので、あらかじめ利益などの見通し、リスクの見通しも非常に立てやすくなりますが、希望金額に達するまではトレードが開始されない、終了できないということもあります。

最初から指定する指値注文と違い、約定させる注文で希望金額を指定するのが、逆指値注文です。
マイナスになってしまうことを想定したリスク管理の一環として利用されることがほとんどです。
これ以上のマイナスを作らないため、この金額まで為替の価値が変わってしまったら、トレードを終了させます、といった注文方法なので、あらかじめ大きなマイナスにならないように、と、マイナスになったことを想定した注文が、逆指数注文と覚えておきましょう。


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