FXでは外貨為替の価値の推移をリアルタイムで表示しているものを、チャートと呼びます。 このチャートの見方は、トレードでスムーズな利益を出すために、非常に重要な役割を担っているものです。
チャートの見方や、チャートの動きで特徴的なものなどを知って、利益を効率よく出しましょう。
チャートの基礎はローソク足の解読
FXだけでなく、すべての投資に共通していることです。
チャートをひとつのローソクに例えてみることから、このローソク足という言い方が定着しています。
チャートでは外貨為替のもっとも安い値段、高い値段、最初に付いた値段、最後に付いた値段の4つを見ることが可能です。
このローソクは期間によって大きさの変わるローソクと思いましょう。
秒単位、分単位で分析することもあれば、一日単位、一週間、一年単位となることもあります。
一定期間でどのような値動きをするのかということに注目した見方で、テクニカル分析という、過去のチャートを参考に今後の価値を予想、売買を行うというトレード予測では、もっとも必要となる分析力です。
始終の価格を基本に、最安値がどこまで下がっているか、最高値がどこまで上がっているかを考えましょう。
このデータを一日分、一週間分などと表示させたものが、チャートのグラフになります。
一日の動き方、一週間の動き方などをきちんと把握するだけで、今のトレンドなどを読む基礎力もつけることが出来ます。
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流れに逆らわないが、初心者の方法
チャートを読めるようになると、セオリーに従えばこのまま横ばいの価格になる、この後に上がるなどの判断は自力で出来るようになります。
チャートの動きをトレンドというのですが、トレンドでは上昇する前に買う、下降する前に売る、という形で差益を出すことを目指しましょう。
売買のタイミングをつかむことで、利益に即決するのもFXの大きな特徴です。
FX業者ではこのトレンドや数日間のチャートを平均線で表示してくれるなどの追加機能が多くありますから、チャートやトレンドを読むときは移動平均線から、トレンドラインという今のトレンドが上昇か、下降かを判断することもできます。
このまま上がると見せかけて…などと裏を考えるのは、初心者にはおススメできません。
ファンダメンタル分析や経験を積んで、どのようなニュースが、どのようなトレンドに影響を与えるのかという勉強を欠かさずに行うことで、裏を読む力は自然と身につくからです。
FXを含めた投資の値動きというものは、必ず理由があります。
気まぐれに価値をあげる、下げるということがないのです。
勉強したことをすぐにトレードに活かし、儲かる効率をアップしてくれる投資ですが、気分やカン頼みではマイナスを食うことが多くなるものと思ってください。
FX業者ではトレードや口座維持にかかる費用面ではなく、このようなトレンドラインなどを分かりやすく読むことができるツール開発にも力を入れる会社が多くなっていますから、実際に使ってみることで判断する、デモトレードや仮想通貨を使ったバーチャルトレードで体験してから、口座開設を行うという人が多くなってくるのも自然な流れなのかもしれませんね。
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