FXは20種類ある通貨の中から二つ自由に組み合わせる事によって利益を得る投資となっています。FX初心者が最初に躓くことはこの通貨ペアの選択ではないでしょうか。20種類ある中から、何も考えずに選択すると利益を上げるどころか、どんどん損失を大きくするだけになります。FXは通貨ペアの組み合わせによって勝つかどうか決まると言っても過言ではありません。
初心者の方はまずそれぞれの通貨の特徴と、組み合わせた時の効果を学びましょう。まずは基本的な組み合わせを覚えることがおすすめです。
【通貨ペアを組むときはリーダーから決める】
通貨ペアの組み合わせを考える時は、どの通貨をリーダーにするか決めなくてはいけません。リーダーと言うのは「この通貨を基準にして取引していく」通貨の事を指します。通貨のリーダーを決めずに、いろいろな通貨を組み合わせると自分が「何を基準に取引すればいいのか」。これが分かりにくくなります。
例えば米ドルをリーダー通貨にしたとします。
「米ドル/円」 「ユーロ/円」
「米ドル/英ポンド」 「英ポンド/ユーロ」
「米ドル/ユーロ」 「ニュージーランドドル/米ドル」
「米ドル/南アフリカランド 「トルコリラ/南アフリカランド」
どうでしょうか?米ドルをリーダー通貨にした左側の方がはっきりとした取引基準を持って取引することが出来ると思いませんか?何故ならリーダー通貨国の経済状況を基準にすることが出来るからです。FXは副業としてもおすすめされている投資です。リーダー通貨を決めると、その国のトレンドを知っていれば十分に勝つことが出来るのです。
また複数の組み合わせ通貨ペアのポジションを持つと、管理することも難しくなります。
つまりFXではいろいろな通貨に手を出すのではなく、基準とする通貨を決めてそれを軸にいろいろ組み合わせを考える。このやり方が一番おすすめです。
【FXでリーダーとなる通貨とは】
FX取引でどの通貨をリーダーにするか。これは各個人の投資戦略によって大きく変わります。例えばスワップを狙った投資戦略を取る方は、高金利国の通貨をリーダーにしてそこから組み合わせを考えていけばいいでしょう。スワップ狙いでリーダーとなる通貨は、トルコ、ニュージーランド、南アフリカなどといった国々です。
FX初心者の方は「米ドル」や「ユーロ」、「円」をリーダーにすることをおすすめします。なぜこの三か国の通貨がリーダー通貨としてふさわしいのでしょうか。それは一番安定している通貨であるからです。リーダー通貨を先ほど言った高金利国にしてしまうと、確かにスワップを狙う事は出来ますが、その分通貨価値が一気に下落してしまう恐れがあります。FX取引に慣れた投資家ならまだしも、そこまで慣れていない初心者投資家ならリスクの方が強いでしょう。
こういった理由からも初心者投資家は「米ドル」、「ユーロ」、「円」の三か国の中からリーダー通貨をお選び下さい。取引に慣れてきたら別の通貨ペアを考えてみてください。いろいろな組み合わせを考えることはFX取引の醍醐味の一つでもあります。